南部和彦
目黒区立原町小学校校長、文京学院大学女子中学校高等学校一貫部校長、文京学院大学CLEC子ども英語教育センター長、本郷キャンパス教職課程センター長、を経て、現在本研究所の主任研究員。
大学では「タンザニアの近代主義批判の教育建設」をテーマに首都ダルエスサラームから300キロ西部にあるウガガラに赴き、ウジャマー(村落共同体)に入村し、伝統的教育を基盤とした村づくりの研究調査を行った。各部族がもつ宗教・文化を生かしながら、村落に根づく人間関係を基にした新しい村づくりを体験的に知ることができた。ウジャマーで体験した人間関係づくりや集団づくりが現在の特別活動研究の動機ともなっている。
小学校の担任時代には特別活動の実践や研究にも取り組み、その後管理職となってからも全国小学校学校行事研究会の会長として、日本全国の小学校で実践されている学校行事の紹介や研究に関わり、学校行事の啓発、充実、発展にも貢献することができた。
現在、日本の全人教育が世界から評価され、中でも特別活動への関心が高く、いかに特別活動の良さを海外に発信するか、また海外からの評価や指摘をどう日本の教育にフィードバックするかが課題の一つであると感じている。
今後は世界の教育者とリンクしながら日本の次世代研究者の育成にも取り組んで行きたい。