恒吉僚子・額賀美紗子編(2021) 東京大学出版会
日本の教育の「国際化」が叫ばれ,身近に文化的多様化が現に進みながらも,なぜ教育の現実はなかなか変わらず,政策は対処的なものになりがちなのか.日本における文化的多様性に対応する教育の現在,世界と比較した日本の教育の特徴に多様な視角からせまり,日本版多文化社会における教育のヴィジョンを探った書。
特に関係が深い部門:教育・福祉
恒吉僚子(1992)中央公論新社(中公新書)
本書は、アメリカと日本の小学校のフィールドワークを通して、日米の教育のパターンを比較した新書。例えば、日本の担任の先生は「万能型」であり、色々な子どもの面に関わる。それに対して、アメリカの教師は分業体制の中で、子どもの認知的な面・学力を担当するものとされてきた。こうした構造・制度のパターンが、「日本型」の教育と言われるものの背後にある。
特に関係の深い部門:教育・福祉
R. Tsuneyoshi, H.Sugita, K.N.Kusanagi &F. Takahashi eds.(2020) World Scientific.
(英文図書)今日、日本の教育が「日本型」教育として諸外国で参照されていますが、近年の代表的なモデルに授業研究に次いで、日本式の全人的な枠組みからの教育、TOKKATSU(特別活動の特活から命名)モデルがあります。JICA支援でエジプトや後にマレーシア、個別にインドネシア等でも試みがされています。諸外国に広がっていますが日本語以外の言語での情報が少なく、本書は英語でのはじめての本モデルの書となっております。
特に関係の深い部門:国際協力
R.Tsuneyoshi ed. (2018).
New York: Routledge.
R. Tsuneyoshi, K. H. Okano & S. Boocock (2011).
New York: Routledge.
R. Tsuneyoshi (2001).
New York: Routledge.
ツールキットとは、国際機関や国際NGO等でよく見られ、ある目的、ある課題について知り、その解決のために必要な概念やアイデアを定義、説明したり、どのように考えるべきか、どのような方法でどのように解決できるかを特定する上で役立つリソース群です。ツールキットは、理論と実践を結ぶのに役立ちます。
本研究所のテーマに関連したツールキットの例
UNESCO COVID-19 Response Toolkit https://globaleducationcoalition.unesco.org/response-toolkit
UNESCO Diversity of Cultural Expressions https://en.unesco.org/creativity/development-indicators/toolbox
UNHCR-NGO Toolkit for Practical Cooperation on Resettlement
<カバー写真と概要>
<カバー写真と概要>
一般社団法人 グローバル多文化社会研究所
<住所>〒113-8668 東京都文京区向丘1-19-1 文京学院大学 恒吉研究室内
Homepage: https://www.gmsresearch.net
E-mail: office[at]gmsresearh.org Tel: 03-5684-4529 (直)
(お問い合わせはなるべくメールでお願いいたします)
English:
Global and Multiculural Society Research Institute
Bunkyo Gakuin University, Room C-83, c/o R. Tsuneyoshi
1-19-1 Mukogaoka, Bunkyo-ku, Tokyo 113-8668, Japan
e-mail: office[at]gmsresearch.org please replace [at] to @ before sending an email.