ご寄附をお願いいたします


研究所の趣旨にご賛同いただけましたらば、寄付のご協力をいただけるとありがたく、どうぞよろしくお願いいたします。

 

  1口 5,000円

 

 1口以上寄附された方にはGMSニュースレターに加えてプロジェクトの内容を随時お知らせするGMS臨時ニュースをお送りします。

 2口以上寄附された個人の方は、その年と次の年の研究所のシンポジウム、研修、研究会が全て無料になります。2022年の10月1日以降にお申込みになった場合は、その次の年、2203年の12月末日までを初年度と数えます。つまり、2022年の残りと2023、2024年が該当します。

 5口以上寄附された方はお名前掲載を辞退された場合を除き、お名前とメッセージを事務局内に掲示します。

 

ご寄附の使途を限定できます。その場合:

使途を限定されない場合は何もお書きにならず、使途に限定される場合は下記のいずれかをお選びください。

使途限定ご寄附A:使途をマレーシア・インドネシアでの日本式教育Tokkatsuの支援に限定される場合。いずれかの国で活動拠点(部屋)が確保できた時にはそこにお名前とメッセージ(現地の言語に訳します)を掲示します(日本の事務局ではなく)。

使途限定ご寄附B:日本の中のエスニック・コミュニティに還元する形で使われます。

 


お振込み法人口座


三菱UFJ銀行 本郷支店(351)

一般社団法人 グローバル多文化社会研究所

普通口座 0341377

 

 

楽天銀行 第四営業支店(254)

一般社団法人 グローバル多文化社会研究所

普通口座 7278197

 

銀行振込の方は、あわせて下記のフォームからご連絡先をお知らせください。(振込手数料は寄付者のご負担になります。ご了承ください。)

 

ご寄附連絡フォーム

 


研究所のプロジェクト例


21世紀を担う子ども達には「グローバル多文化力」は不可欠


 今、国際的に21世紀に子どもが獲得すべき資質・能力として、「知」に関連する思考力、知識等(認知的スキル)だけでなく、人と協働する力、異質な人を受け入れる価値観(非認知的スキル)等、「ひと全体」(ホーリスティック、holistic)の育成を目指す重要性が認識されるようになっております。こうしたホーリスティックな「ひと全体」の育成枠組みに関して、日本の教育は現在、Tokkatsuモデルとして国際的に評価されています。ホーリスティックに「ひと全体」を育てるにあたって「教育」が果たすべき役割が重要であることは、今日では国際的にも主張されています。

 就学前教育における遊びによる学び、初等中等教育における教科以外の特別活動や総合的な学習等の時間、それと教科を結び付けた実践等、日本の教科と教科以外の学びを結び付けた教育は国際的に高く評価され、「グローバル多文化力」の育成においても力を発揮しうるものとなっています。

 

 同時に、同質性前提の強い日本において、『国際化』と『多文化化』教育改革の推進力の弱さは、日本の教育のアキレス腱(恒吉&額賀2021, p.1)であり、克服すべき課題です。

 

 グローバルで起きていることを足元の日本社会の多様性と結び付けながら、多文化の共存を日本の中でも国際社会の中でも「自分事」として考えられる「グローバル多文化力」のある子ども・若者の育成が求められます。そして、そのためには、それを養う教育者、実践者の「グローバル多文化力」の向上、「エビデンスに基づく実践の支援」(定款より)、日本社会の意識変化が必要だと考え、以下のようなことを進めております。

 

社会貢献・国際貢献をしながら、日本の教育、「グローバル多文化力」の育成に関わる実践や研究が推進されてゆくようなwin-winのサイクルを後押しします

 

(引用文献)恒吉僚子&額賀美紗子『新グローバル時代に挑む日本の教育』東京大学出版会、2021


日本の教育の「グローバル多文化力」育成力の向上

教育者の「グローバル多文化力」の向上を意識した教職の本の執筆


 多くの国において、グローバルな視点や社会の多文化化、文化的マイノリティの理解等、世界のことと自分の社会の問題をつなげながら「自分事」として理解・行動する、つまり、「グローバル多文化力」の向上を目指す内容は当たり前のように教職の書に含まれています。21世紀を生きる子どもにとっても教育者にとっても基礎教育だからです。

 国際移動、民族や宗教問題、貧困、マイノリティ、南北格差等、グローバルなテーマを身近な多文化の共存に関する課題と結び付け、相手のニーズに対する知識、「自分事」にする議論、コミュニケーション・スキルとしての外国語や離れた場の人々の状況を身近に知るICTの人道的な活用を含めた「グローバル多文化力」の向上を、より多様で、より公正な社会や世界を担う子ども達の学びと結び付けて提示します。(プロジェクト一覧から微修正して再掲)


グローバル多文化社会日本の「見える化」「聞こえる化」ー在日ブラジル人コミュニティからの発信


グローバル多文化社会日本を「見える化」「聞こえる化」させ、「グローバル多文化力」の向上に結び付けようとするプロジェクトです。日本の(「外国人」)移民の代表的なエスニック・コミュニティの一つでありながら、言語の違いや日本社会の無関心等によって在日ブラジル人コミュニティは「見えない」「聞こえない」存在となりがちです。コミュニティの当事者の視点を入れながら「見える化」「聞こえる化」し、国際理解教育、GIGAスクール等で日本の児童生徒の「グローバル多文化力」向上に用いることができる教材としてまとめようとしております。

(関連情報はニュースレター11月第1号参照)(プロジェクト一覧から再掲)


諸外国の「ひと全体」を育てる(holistic)教育モデル生成の支援

教科も教科以外の学びも、認知的スキルも非認知的スキルも相互補完的に結びつけようとする日本式の「ひと全体」を育てる(ホーリスティック)モデル(Tokkatsuモデルと呼んでいます)を通して自分達の社会にあったモデルをつくろうとする動きがアジアでも見られるようになっております。相手国政府が導入する場合は別として、民レベルで個別の教育者が取り組んでいる場合は情報も少なく苦労していることも珍しくありません。こうした取り組みを支援する電子教材、動画教材、オンライン研修等を開発しております。


マレーシアで日本式の教育(tokkatsu)に触発された取り組みからの独自教材の開発の支援


イスラムのコミュニティはアフリカ、中東、東南アジア等、世界的規模で広がる宗教的コミュニティです。全人的な枠組みからなされているイスラム教育を推進するマレーシアの国際イスラム大学では、「ひと全体」を教育しようとするホーリスティックな日本式のTokkatsuモデルを参考にした(例 どのように教科以外の学びと教科を結び付けるのか等)イスラム教育のモデルをつくろうとする試みが進んでいます。2022年、5,6月、代表者が来日されました。9月には、現地で、本研究所の関係者も登壇した日本式の「ひと全体」を育てる教育モデル(Tokkatsu)に触発されたイスラム教育のあり方についてのカンファレンスがありしました。イスラムは貧困層の支援、社会福祉の取り組みでも柱となってきました。文化の出会いによって、新しいものが生み出され、子ども・若者の全体の成長を支えるような新しいパラダイムの生成を支援しています。


インドネシアにおける日本式教育Tokkatsuの取り組み

インドネシアでは、インドネシア教育大学セラン校の教員養成過程の学生やSanto Yusap校において、日本の教育モデルが、教育の質改善のために参考にされております(草彅佳奈子による長年の支援)。話し合い、給食当番、異年齢集団を使った活動等が行なわれています。より広くは誰ひとり取り残さない教育のために、「ひと全体」を育てながら、経済社会的格差が是正され、一部の富裕層の子ども達だけでなく、より広く提供されることが必要とされています。